【中古Ogasaka FC レビュー】噂の最強カービング板|実際に使った感想と注意点

  1. 中古を選んだ理由
  2. 状態チェックで見たポイント
  3. 実際の購入品と乗り味
  4. Ogasaka FC自体の得意、不得意
  5. ビンディング・ブーツの紹介
  6. 中古Ogasaka FCの注意点まとめ
    1. まとめ(中古FCはアリ?)

国産カービング板の代表格 Ogasaka FC

今回は、中古で購入し実際にシーズン運用した立場から、忖度なしでレビューしていく。


新品との価格差

誰もが一度は憧れるかっこいいカービング!

しかし、新品のカービング特化モデルの板は10万前後とコストが上がりがち...

そんな問題を解決してくれたのが中古だった

高品質の板を無理なく導入できるコスパの良さ

これが中古を選んだ一番の理由だ。

10万円するような板を、メルカリなどで3~6万円ほどで購入することができる。

コスパ良くスノボ初心者から中級者へ中級者からさらに1ステップ上へ

そんな贅沢な望みをかなえてくれる投資だった

FCの特徴と選んだ背景

自分のボード選びの軸は

とにかくカービングでもラントリもしたい

なんたって、あのかっこいいカービングの姿を見たら憧れないものはいないだろう(きっと)。

”カービングといえばハンマーヘッド” そんな風に考える人も少なくないだろうが、いきなりハンマーヘッドは他の簡単なトリックができなくなりそう。

そんな要望に応えてくれたのがOgasaka FCだった。

セミハンマー形状で、エッジの安定感を確保しつつ、そのフレックス(しなり)による扱いやすさを両立し、トリックも入れやすい。

背伸びしすぎない硬さと、長時間カービングしても疲れにくい“ちょうどいいバランス”を兼ね備えていたのだ。


中古で板を買う時は「見た目が綺麗=当たり」とはならない。

以下のポイントを重点的にチェックした。

ソール(滑走面)の傷

細い線傷・浅い傷はぶっちゃけ滑走性能にほぼ影響しない

でも「抉れ(えぐれ)」「深い白傷」「芯材まで達してる疑いのある傷」はNG。

特に走行中の揺れや思わぬ雪の引っかかりに影響するから要注意。

ソールの傷は甘く見るとケガに直結するので妥協しないほうがいいだろう。

エッジの欠け・割れ・ゆがみ

横方向の小さな擦り傷はOKだけど、大きなゆがみ垂直に深く入ったエッジ傷はカービング板にとって致命的。

ターン中の食い込みが抜ける原因になるし補修コストも高い。

エッジのサビ

表面の“茶サビ”は削れば直るが、深サビはエッジ寿命に直結するから注意。

エッジ鋼材が溶ける→薄くなる→噛みが悪くなる→カービング失敗

特に古い年代の板を買う際は気を付けたい項目の一つだ。

トップシートの剥離(はくり)

トップシートはデザインに影響するだけだと思いがちだが、

エッジ付近のトップシートに隙間や浮きがあると、雪や水分が入り込んで“内部剥離”になる可能性アリ。

指で押して浮く・パキッと音がする・段差を感じるようなものは気を付けたほうがいいだろう。

キャンバーのヘタリ

板は時間だけじゃなく“使用負荷で死ぬ”

特にキャンバー(両足間の板の浮き具合)が沈みすぎてないかは要チェック。

キャンバーがあまり残っていない板はカービングする時の反発が減り踏みにくくなるため、特に気にしておきたい項目だ。

年式

実は同じ名前の板であっても、年式ごとに形状が異なっている。

初代のFCはラウンドボードであり、セミハンマー形状に変わったのは11-12モデルから!

そのため、カービングに特化したいなら11-12以降の年式のものを選ぶといいだろう。

さらにそこからも頻繫にモデルチェンジしており、今回購入したOgasakaFCは14-15モデルのため現行のものとは異なる。↓

現行のものと比べウエスト幅が狭めのものになっている。

私は、163㎝の板にMサイズのビンディングを前振りでつけているためドラグは回避できているが、ドラグの心配がある場合は年式の新しいものを買うといいだろう。

また近年ではFC-Wというウエスト幅が広めのワイドボードも出ているためドラグを心配するなら、そちらの購入も検討してみるといいだろう。

様々な注意点があるがここさえ見極めれば、

新品超えの満足度にもなりうる。


実際の購入品

実際に購入したOgasaka FCはこれだ。

右の画像は、BCstreamと比較用で出している。

Ogasaka FC-L 163 14-15

LというのはLimitedの略でデザインが異なるもの。

私の身長は172㎝、体重は68㎏のやや筋肉質な体型である。

そのため163㎝のレングスの板はかなり長く感じるかもしれない。

ただ、カービングをメインにしたいということもあり、この長さを選んだ。

状態としてはかなり良かったが、年式の古さと多少の傷が気になるところだった。

さあ、いざ実走へ!!

(Ogasakaのロゴが見えるのかっこいい...)

走り出しの速さ

最初に思ったのはここだ。

板が長く重さがある上に、前の所有者の方がホットワックスをかけていてくれたため、かなり板が走る

カービング勢にとって、板が走ってくれるのは非常にうれしいポイント。

年式が古いため心配していたが、その必要はなかったようだ。

ターン前半の食い付き

そしてなんといってもカービングで楽しいターン前半の谷回り!

セミハンマー形状なうえに、長い板を選んだため雪接長(エッジを立てたときに雪に刺さってい長さ)がかなり長い

そのため角付けした瞬間エッジが入る

この反応の速さが理想的なターンへの入りを作る

トゥーもヒールも、フラットから板を傾けた時のエッジの食いつきは素晴らしかった。

高速域カービングの安定性

Ogasaka FCの真骨頂はここにあるといわれている。

高速域での板のバタつきの少なさだ。

早くてもしっかり体を預けることができる安心感があるので、

いままでは「怖くて踏めない高速域」だった壁を一枚打ち破ることができる。

そのおかげで、よりかっこいいカービングをすることができる。

ショートターンの反応の速さ

ショートターンは非常に反応が早く、私の技術では最初は体が置いていかれることが多かった。

エッジがすぐ食いつく上に、踏み込むとかなり加速するからだ。

ただ、1シーズン滑り込むことでようやく慣れると、

この反応の速さがショートターンのクオリティを格段に引き上げてくれた。

荒れたバーンの攻略性

私は普段は新幹線や高速バスなど公共交通機関でゲレンデまで向かうことが多い。

そして、そういった”誰でも行きやすいゲレンデ”

多くのスノーボーダーが通る

朝は画面みたいに綺麗 / 午後はボコボコ」問題。

この問題にFCは真っ向から対抗してくれた。

なんと午後の荒れ始めでもエッジが抜けにくい

「午前はこんなにいいバーンだったのに、今からじゃもう滑れないかも」

そんな心配を軽減してくれる。

さらにそのおかげで挑戦できるバーンが増え、技術だけではなく、精神的にもゆとりがでてきた。


得意な場面

不得意な場面

板の性能が高い分反応が早くフォームが整ってないと体が置いて行かれる。

ただ、これは一概にデメリットではなく、

「自分のフォーム改善センサーが高まる」って意味でプラスにもなる。

また、オートマ車に乗っているかのようにカービングができてしまうため、乗り手の技術を最大限まで成長させることは難しそうであった。

初心者を脱したい!

中級者でそれ以上のレベルにステップアップしたい!

最高のカービングをしたい

そんな人にとっては、申し分ない性能だった。


参考までに使っているビンディングとブーツの紹介をしたい

ビンディング

FLEX‐CV Mサイズ

角度 36/21 スタンス幅54(スタンサーで計測)

柔らかさを感じるビンディングなうえに、

ヒールカップが高めに設定されているためドラグを回避しやすい。

ブーツ

SALMON FACTION BOA

かなり堅めのハードブーツなのでしっかり体を預けてカービングすることができる。

BOA形状なのも装着しやすくてうれしいポイント。


相場感としては、板本体は

3万後半〜5万前半が質とコスパの黄金ライン”

年式が古すぎるものはヘタっているリスク高く、

5〜8年の綺麗めは当たりが多い

モデルチェンジによる形状の違いも調べておく必要がある。

また、状態が古いことを鑑みて、メンテンナンスはしっかりとやる必要がある。

ホットワックスなどで保存状態を悪くしない努力は必要。


カービングをしたいなら、初心者ボードの次のボードや、初めてボードを買う人にも、強くお勧めしたい!

”10万円ほどの高級ボードを安く手に入れられる”

この価値は値段以上のものがあるはずだ。

誰でも簡単に楽しくカービングの沼にはまることができる。

中古ではしっかり状態を確認していい板に出会えることを望んでいる。

では良いスノーボードライフを!